株式会社 aixは韓国の空間トランスクリプトマニクス(Spatial Transcriptomics)基盤人工知能(AI)新薬分析企業Portrai社と日本AI新薬開発市場への貢献および円満な進出に向けて業務提携する運びとなりました。
Portrai社は韓国のソウル大学病院及びソウル大学教授を軸に4名の現役医師によって創業された会社です。Portrai社は新薬を開発する際に組織内の薬物分布画像を空間トランスクリプト(Spatial Transcriptomics)データと照合することで開発中の薬物に関連する複雑な細胞および分子的メカニズムを探索する技術を持っております。
空間トランスクリプト(Spatial Transcriptomics)技術は 組織切片空間上の各細胞の位置情報を把握し、細胞ごとに遺伝子発現プロファイリングすることができる技術で 新薬開発研究では、薬物治療機序、薬効予測などに広く適用することができる最先端のバイオ技術です。
「PortraiTME」技術は空間トランスクリプト(Spatial Transcriptomics)技術に加えてイメージ分析方法としてAIを導入し、 細胞の種類をはじめとする様々ながん細胞の詳細環境を分析し、バイオマーカーを開発するプラットフォームとして有用です。
両社は日韓でのAIに関連する知見や現地特許化プロセスを含むこれまでの事業経験を共有し、日本での技術提供をはじめAIサービスモデル構築に向けて共同で推進していくことに合意しました。両社は今年11月7日MOUを締結し、新薬AI分析サービスのニーズ調査、新薬AI分析サービスの日本現地化、日本地域においての関連特許管理など協業していく予定です
Protrai社の李代表(CEO、専門医)は現在開発中のPortraiTARGET(新薬の分子ターゲット発見技術), PortraiMOA(薬物メカニズム探索技術), PortraiDRUG(薬物分布と価値評価技術) のラインアップを通じて日本市場での優位性や事業化可能性に関して実績で証明したいと話していました。
弊社の閔代表は今回の提携の意味として “AIの中でも成長分野として期待しているAIバイオ事業を今後とも強化していきたい上、日韓でのAI基盤ソリューションサービス領域での専門的なブリッジカンパニーとしての位置を確立するために成果を出し続けていきたいと”話している。